C様邸 図面書き
2009年 09月 25日

現場監督というとどんなイメージをもっておられるでしょうか?
「図面どおりに現場が納まっているかを検査をする人」
などでしょうか?(笑)
それも重要な職務ですが、実は他にもいろいろあるんです。
上の例えは「品質管理」と言えると思うのですが、他には、安全管理、工程
管理、予算管理などが挙げられると思います。
話が逸れましたが、今日は軒先の納まり図を描いていました。
設計事務所などがきっちりと詳細図を書いている図面なら、それを見て職人さ
ん達は仕事が出来るのですが、そういった詳細図がない場合も多いです。
意匠図(立面図など)は大抵1/100スケールの場合が多く、細かなところの正
確な寸法は図面には記されていません。
こんな場合、職人さんは、
「監督さん、ここ(図面の一部を指差しながら)どうやって納めるの?」
「監督さん、この寸法が分からんと仕事が進まんよ・・・」
とか言って必ず監督にプレッシャーをかけてきます(笑)
今回のC様邸では軒廻りに少し納まりのややこしい所がありますので、そのあ
たりの詳細図を描きました。
また、RC造などでは躯体の施工図作成は必ず行なうことになります。仕上が
りの種類を考えながら、仕上がったときにきっちり図面どおりの寸法になるよ
うに、また、タイル張りなどの場合は、タイルが建物の端から端に、開口部に
変な切り物が入らないようになど、けっこう神経を使うことになります。
冒頭に、「図面どおりに現場が納まっているかを検査をする人」
と書きましたが、
その一歩手前、
「職人さんに正確に図面の意図を伝える」
「そのために図面(施工図)を作成する」
というのも監督の大事な仕事のひとつだったりします(笑)
by kgfujino | 2009-09-25 19:33 | 宝塚市C様邸新築工事